2012年10月1日月曜日

10/1 Today 東海道新幹線の開通(1964)

日本人があれだけ誇りを持てた時はあまりなかったのではなかろうか。世の中、高度成長期の真っ直中、東京オリンピックも開催される、それに合わせていよいよ世界最初の新幹線が開通した。

東海道新幹線 - Wikipedia: 世界初、日本初の高速鉄道であり、日本国内の新幹線としては最古の歴史を持つ。
輸送力が限界に達していた東海道本線の混雑を解消するため、根本的対策としての別線増設という形で1959年(昭和34年)4月20日に十河信二国鉄総裁と技師長の島秀雄の下、高速化が図れる標準軌新線[1]として着工され、東京オリンピック開会直前の1964年(昭和39年)10月1日に開業した[2]。

 新幹線は世の中を確実に変化させた。なによりもみんな勤勉に働くようになった。なにせ以前は東京・大阪間の出張は一泊するが前提であったのに、新幹線のおかげで日帰りすら可能になったのだから。「昔は仕事を適当に済ませてから帰りを気にせず宿の近くの呑み屋に飲みに行くのが楽しみだったのに新幹線のおかげで出来なくなってしまった」とぼやく輩もいたが、そんな声はもちろん無視された。みんな希望に満ちていた。

安倍新自民党総裁は「若者が誇りを持てる日本にしたい」とのことらしいが、そのためには気持ちが悪い「美しい国」などやらにするよりは、なによりも経済発展と技術革新が可能な国にするべきである。「清貧趣味」は年寄りだけで十分だ。

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